01/25/14 鈍足のスタート



 この前正月だと思っていたら、あっという間に1月も終わりだ。月日のたつのは早いもので、貧乏暇なしを地で行くような慌ただしさが年明け後も続いている。お蔭で、パソコンを新調したにもかかわらず、CGに取り組んでいる暇がなかなかない。

 この前、Vue6 Infiniteの動作の重さについて愚痴ったが、その後幾つか試してみて、全般に重いわけでもないことに気付いた。

 上に掲げた絵は、昔DAZで購入したStonemason製の「The Walled City」を使ったもので、これ自体かなり重いアイテムなのだが、今のパソコンではスイスイと軽く扱える。一方、EcoPaintを使わず、直接一本ずつ付け足していくやり方で樹木を画面上に増やしていくと、途中から動作が重くなる。でもメモリーは余りまくっていて、空きリソースは90%以上のまま。どうしてこういう現象が起こるのか分からないのだが、トラブルになる原因は特定されつつある。原因が分かれば回避の仕方もありそうな気がするので、もう少し研究してみようかと考えている。

 上の絵について付け加えておくと、猫を登場させたのは構図上のアクセントということもあるが、実は近所で人気者の猫が死んだのを追悼してのことだ。飼い猫で、もう十年来の顔馴染みだった。三毛猫で、これと言って特徴のない普通の容姿だったが、道を通る人々に誰彼ともなく愛嬌をふりまくヤツだった。私はあまり相手をしたことがなかったが、世の中には猫好きの人も多く、座り込んで猫を撫でている姿をよく見掛けた。最近では動作が緩慢になっていたので、老衰だったのかもしれない。飼い主の家の前には、たくさんの花束が置かれ、人気のほどを物語っていたなぁ。

 さて、前回ぼやいてばかりで特に言及していなかったが、サイトのギャラリーを今年から一本化して、風景、SF、人物などのジャンルにかかわらず制作順に並べて展示することにした。もっとも、正規の作品と、試しに制作したものとは分けようということで、ガラクタ箱は残した。今回の試作品もガラクタ箱に展示した。

 作品を作るペースは趣味に使える時間の多寡で決まるのだが、足元の忙しさから察するに、当面はあまり制作に時間を割ける気がしない。それなら細かく作品のジャンルを分ける必要はなかろうという結論に至った。実際のところ、昨年一年間の制作数を振り返ってみて、風景作品とSF系作品を分割展示するほどの量ではなかったなと反省している。どう考えても、今年、劇的に作品が増えるとは期待しにくい。ならばまとめて展示すればよかろう。まぁそんな判断である。

 ところで、Vueのアップグレードをどうするかはまだ真面目に検討していなくて、e-on社のサイトにアクセスしただけだ。いつの間にやらバージョンは年号方式になっていて、一番新しいのは「Vue 2014」というシリーズらしい。しかし、サイトに掲載されている同社のプロダクト・ラインを見ると、Vue以外に「Plant Factory 」「Carbon Scatter」「LumenRT」なんていう見知らぬソフトが並んでいる。どうもVueを補完するソフトのようだが、位置付けが不明だ。少し暇が出来たら、これらがいったいどういう役割を担っているのか、調べてみようと思っている。

 仮にこうしたソフトも揃えるのが自然な流れになっているなら、相当の出費になりそうな雰囲気だ。はたして、今どきのVueユーザーはどういう装備で作品制作に臨んでいるのだろうか。すっかり時代遅れの私は、浦島太郎と同じ状態である。


01/04/14 謹賀新年&作品更新−穏やかな冬



 多少遅ればせではありますが、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。あわせて、暫しのご無沙汰、お詫び申し上げます。

 昨年11月以来さまざまな環境変化があったので若干近況報告をすると、現在東京暮らしで、そのうえ長年懸案だったパソコンをようやく入れ替えた。WindowsXPのサポート期限も近くなって来たし、何より昨年来のVueの不具合にうんざりしていたからだ。お蔭で、IntelのCore i7-4770にメモリーを32GBも積んで、OSもWindows8.1の64bit版となった。ここに至るまでの経緯を書き始めると色々あるのだが、まぁ昨年のことだから省略しよう。

 パワーアップしたパソコンで早速新作を制作し、本館 Gallery にアップした。何気ない風景作品だが、旧パソコンではVue絶不調のなか、この程度の作品すら制作できない状態にあったから、私としてはかなり制作環境が改善したと感じる。もっとも、Vueそのものは6Infiniteのままでバージョンアップしていないが…。

 とはいえ、パソコン換装のお蔭で、レンダリング時間は劇的に短くなった。Core i7-4770は4コアでハイパースレッディング搭載なため、実質8コアでレンダリングしてくれる。データ処理が64bitベースになったこと、CPUのクロックが2.6GHzから3.4GHzに上がったことと相まって、見る見るうちにレンダリングが進む。感動ものだ。

 ただ、制作環境がイマイチというか期待したほどではないというか…。

 私の記憶では、Vue6 Infiniteは古いソフトだが、当時から64bit対応だった。64bitOSの上で動く32bitアプリケーションソフトではなく、ソフトそのものが64bit動作する、いわゆる64bitネイティブだったはずだ。現に、今のパソコンで起動すると、Vueの起動画面に64bitと表示される。また、プログラムファイルも32bitで動作するプログラムのインストール先である「Program Files (x86)」ではなく、64bitネイティブのプログラムを格納する「Program Files」にインストールされている。そのわりに、起動するとメモリー不足の時に起こるような現象が頻発する。

 CGやる程度の方ならご存知だろうが、同じ64bitのOS上で動くアプリケーションソフトであっても、32bit動作のものと64bitネイティブのものとでは、動作環境がまるで違ってくる。

 まず、64bit版のWindowsの上で32bit版ソフトは基本的に動かない。それでは困るので、Windowsでは32bitの仮想空間を作り出すWOW64というエミュレーターを搭載している。32bit版ソフトは、このエミュレーターの上で動いているわけである。そして、いくらOSが64bitで、驚くほどメモリー積んでいようと、一つの32bitソフトに割り振られるメモリー領域は4GBと決まっており、そのうち実際アプリケーションソフトが使えるのは2GB程度のものだ。従って、潤沢なメモリーをフルに使いたいなら、64bitネィティブのソフトを使うしかないということになる。

 私の使っているVue6 Infiniteは64bitネィティブなので、4GBを超えて潤沢にメモリーを使えるはずで、現に、過去かなり重くてメモリー警告が出たようなシーンを呼び出しても、メモリーリソースの空きが95%くらいある。ならば、どんどんオブジェクトを追加しても軽快に動くはずなのに、呼び出したオブジェクトを画面内でドラッグしようとすると画面が固まってしまう。落ちるところまではいかず、暫くして正常に動き出す。メモリー警告は一度も出たことはないが、かつてのパソコンでVueを起動していた時にメモリー不足で画面操作が超スローモーションになった時と似た症状になる。唯一違うのは、暫くすると復帰するところだ。以前なら、そのまま落ちてしまっていたからなぁ。

 32GBもメモリーを積んだのは、Vue6 Infiniteが64bitネイティブなので、これだけメモリーがあれば如何なるシーンを作っても軽快に動作するだろうと思ってのことだが、この点ではかなり期待外れの動きとなっている。

 考えてみれば、Vue6 Infiniteが出た当時の64bit版Windowsと言えば、色々問題があったWindowsXPの64bit版しかなかった。パソコンのスペックも、マザーボードの性能上乗せられるメモリー上限はたいしたことなかったと記憶している。そうした環境下での64bit対応だったVue6 Infiniteの仕様そのものに、一定の限界があるということだろうか。やはり古いソフトだから仕方ないのかなぁ。

 新年早々ぼやいているのも何なので、レンダリングが速いとか、動作がのろくても落ちないとか、良い面だけ見ながら制作してみるとするか。それでもどうしようもないとなったら、Vueのバージョンアップを考えるか。と言っても、あまりにバージョンアップを放置し過ぎたので、現在のVueのラインナップがどうなっているのかすらよく知らない。時代遅れにもほどがあるが、遅ればせながらVueの最新事情でも勉強してみるか。


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