SFシリーズの「A.D.2505;絨毯爆撃」の別レンダリング版である。こちらは晴天の仕様で、その晴天もどこか強烈で不思議な光に満ちている。戦争という禍々しいものを暗示するような大気設定にしている。

 真夏の焼けるような太陽光線と奇妙な静寂の組合せというのは、どこか不気味さも漂う。広島に原爆が投下されたのも真夏の晴天だったと聞くし、日本人の価値観が180度ひっくり返った終戦の日もすごく暑かったと何かで読んだことがある。晴天に不気味さを感じることがあるとすれば、日本人の戦争の記憶が、戦争を知らない世代にも影響を与えているのかもしれない。



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