No.002 外部から取り込んだ3DCGデータを Vue のライブラリに追加する


* 以下の解説は「Vue 5 Esprit」を前提に書いています。


「No.001」では外部から3DCGデータを取り入れる手順を解説した。たまに使うデ−タなら、そのたびにこの手順を繰り返せばよいが、何度も使うデータだといちいちファイルを指定するのが面倒である。その場合には、Vueのライブラリに登録してしまえばよい。

ここでは「No.001」で取り込んだVueの立体文字(Vue.SHDというファイル)をVueのデータ・フォルダに登録する手順を解説しよう。これも、ごく基礎的な操作手順である。



● まず登録フォルダを作る

これはどこに作ってもよい。マウスの右クリックで「新規作成」→「フォルダ」で新規フォルダを作り、分かりやすい名前をつければよい。

以下の解説では便宜上、Vueをインストールした際に自動的に作られる「e-on software」というフォルダを、登録フォルダとして指定する方法で話を進める。

このフォルダは、Windowsの「マイ ドキュメント」の中にあるはずだ。新しくフォルダを作る手間が面倒ということなら(ホントはそんな面倒なはずはないのだが…)、このフォルダを探してみよう。


● データをVue上に表示する


まずは、対象となる3DCGをVueの画面に読み込む。
この手順は、「No.001」で解説した。


今回ライブラリに登録しようとしているのは、この立体文字である。


● データを登録する


画面左下の「グループ」と書かれたブラウザから、登録したいデータをマウスで選び、右クリックする。


この場合は「Vue」と表示されたファイルである。


出て来た選択画面から、下の方にある「オブジェクトの保存」(左図のB)を選んで、クリックする。


そうすると、「名前を付けて保存」という下の図のようなウィンドウが表示されるので、

・「保存する場所」を選択
(ここでは上に書いた「e-on software」フォルダを指定したが、別に保存用フォルダを作った場合には、それを指定。)

・「ファイル名」を記入
(好きな名前を付ければよい。ここでは元の名前のまま。)

・「題名」(ライブラリ上で表示される名前)を記入
(好きな名前を付ければよい。ここでは元の名前のまま。)

・「説明」(ライブラリ上で表示される注記)を、必要に応じて記入
(なくても支障はない)



全てを記載して「保存」ボタンを押すと、次にプレビュー画面の設定を行うウィンドウが表示されるが、これは各人の好みで設定すればよい。かくしてデータ登録完了。メデタシ、メデタシ。

ちなみに、保存先として指定したフォルダには「vob」という拡張子を持つファイルが作られているはずである。


● 保存したデータを画面に読み込む

保存した3DCGデータは、「No.001」で解説した方法で読み込める。確認の意味で、読み込んでみよう。

「No.001」で解説した手順にそって、Vueの画面の左端にあるアイコンの中から、「オブジェクトの読み込み」アイコンをクリックして、登録先フォルダ(この例では「e-on software」フォルダ)をクリックすると、以下のように表示される。

登録したファイルは、プレビューと題名、説明がついた状態で表示されるので、選択が容易である。



● ライブラリへの登録

さて、登録ファイルは、上に記したように「No.001」で解説した手順にそって読み込めるが、Vueに最初から付属している各種3DCGオブジェクトと同じようにライブラリに直接表示されれば、もっとデータの読み込みが楽になる。これは、登録ファイルを収めたフォルダを指定することにより可能になる。

このフォルダの指定手順を、以下で説明しよう。



まず、Vueの画面の左端にあるアイコンの中から、「オブジェクトの読み込み」アイコンをクリックする。


出て来た「読み込みオブジェクトの選択」画面(左図)から、一番下にある「新規コレクション」アイコン(赤い円で囲んだアイコン)をクリックする。






そうすると、新規コレクションの場所をたずねるウィンドウが出て来る(左図)。

ツリー式のエクスプローラから、登録したファイルを収めてあるフォルダを指定して、「OK」ボタンを押す。

(ここでの例では、「マイ ドキュメント」の中にある「e-on software」フォルダを指定することになる)




そうすると、新規コレクションの名前を付けるためのウィンドウ(左図)が出て来るので、好みの名前をつければよい。

(ちなみにここでは「Original」という名を付けた)




ライブラリに登録されたことを確認しよう。

Vueの画面の左端にあるツールバーの中から、「オブジェクトの読み込み」アイコンをクリック。

出て来た「読み込みオブジェクトの選択」画面の「コレクション」の下の方に、先ほど登録したフォルダ「Original」の名前があるはずなので、これをクリックする。(左図)

そうすると、左図のように、フォルダ内に保存されている登録ファイルが、プレビューと名称、説明がついた状態で表示される。ここでは、「Vue」の立体文字だけしか表示されないが、複数のファイルを登録しておけば、それぞれサムネイル表示される。


ファイルの読み込み手順は、サムネイルを選択し、右端の「OK」アイコンをクリックすればよい(デフォルトで用意されているオブジェクトの読み込みと同じ)。





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